悲劇的なシーンの音楽によく使われるグリーグのピアノ協奏曲。リアス式海岸の険しさが直結するのはNHKの名曲アルバムの印象が強すぎるのか、イントロからドスンと全体力漲っていながらハッキリしたストーリーは無いけど物語を聴いているようなロマンティックがかみされているレコードを良しとしてきた。
わたしの理想とするレコードと言い換えても良いのか、録音もずば抜けているコリン・デイヴィス指揮BBC交響楽団の甘いロマンに傾斜せず、確固とした造形美を打ち出している1971年盤は、この曲の一番に推してきました。初めてこの曲にノックアウトされた時のレコードが同じものだったのだろう、と後に感じたからというのもある。磨き抜かれた音楽ではあるけど全体的にはもわっとほこりっぽいけど一音一音が上質のクリスタルガラスの如くキラキラ輝いており、耳と心で音楽を楽しむオーディオ的快感は変わらずこの曲のレコードでは一番良い。小学校の修学旅行から帰ってから買ったレコード。
ミケルッチの蘭PHILIPS録音と共に、英PHILIPSの音を認識したのがこれ。
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